世界はボーダレス。
次世紀への躍動が、世界で始まっている。
欧州からの直輸入など世界を舞台にした事業展開を積極的に行ってきたナイガイ。
そこには、スリランカの生産工場「LANKA NAIGAI」、ドイツ「ROEKEL」アメリカ「CONROY」、イタリア「MARIO PORTOLANO」、台湾「WELL MART」など、深い信頼に結ばれたパートナーたちとの交流がある。
「世界の文化、歴史を体験できる。 それを通して自分自身を向上する。 人生を豊かにするコツは、ネットワークを大切にすることです。 そのためには自分の手でそのネットワークを作っていかなければならない。 時間がかかります。 しかしだからこそ面白いのかもしれません。」
世の中はすでにボーダレス。人間は常に動いている。時代も同じである。
ここ数年の世界の動きはもちろん、日本国内の変化は目まぐるしい。 これらの変化に柔軟に対応していくと同時に、基本となる人と人のつながりを大切にしてこそ、新しいビジネスのチャンスはやって来る。
ナイガイの生命線ともいえるスリランカ工場。ヨーロッパの情報とナイガイの技術が、また新しい製品を誕生させる。
ヨーロッパからの機上、防寒コートからTシャツへ。気持ちも一緒に切り替える。ヨーロッパの感覚をそのままスリランカへ持ってきても通じない。その国に合わせたコミュニケーションを心掛ける。それが世界を舞台に活躍するコツだ。
ヨーロッパの最新情報を片手に訪れたスリランカ工場は、550名のスタッフが働いている。1990年の生産開始以来、Work together,Growuptogether.をキャッチフレーズに、順調に業績を伸ばしている。それも現地のスタッフの頑張りがあってこそ。今年7月には第3工場の建設に着手する予定だ。
何度来ても楽しい国イタリア。
陽気な彼らが作りだすファションは素晴らしい。ビジネスのパートナーでもあり、友人でもあるポルトラーノ親子と再会。
彼らはナイガイのグローブのイタリアマーケットのエージェントである。日本でも知られているPEPPEブランドのグローブはポルトラーノ親子からナイガイが仕入れ国内で販売している。
イタリアでは来期一年分の商談を成立させた。何人もの人々の協力があって、ナイガイのビジネスは成立する。今後もこうした人と人のネットワークを大切にしていきたい。
アルプス上空を飛ぶ。
美しいアルプスの姿に心やすらぐひととき。
こうした風景と出会えることも旅の楽しみのひとつである。
出発前に徳島空港で仕事をリストアップ。
デサント、ゴールドウィン、ロイケルなど、ナイガイの取引先が
多数出展する国際スポーツ展示会(ISPO)をはじめ、
素材となる皮の商談、情報の収集など盛り沢山。
日本、ヨーロッパ、台湾などISPOの会場でさまざまな人と会う。世の中はボーダレスを実感。国境はすでにない。人間は動いている。
13年のパートナーであるロイケルにて、サイクリンググローブの春、夏商品の会議。
女性の活躍が目立つ。
ロビーに飾られている創業以来157年間の全従業員のボードに、会社を支えてくれた人々への感謝の心。伝統を重んじる心を見る。
ビジネス後、ロイケルファミリーに室内楽のコンサートに誘われる。ヨーロッパの人々は心や文化を大切にする。ビジネスでも人間性は重要なポイント。 コンサートも実に素晴らしかった。