時代の変化が
新しい文化をつくる。
2,3年前までは、そのまま消えてしまうのではないか、とメーカー各社が思っていたスポーツがある。
スノーボード ------
街中を思わせる簡単なウェアに身を包んだ若者たちが身近な遊び感覚で楽しんでいたスポーツ。
ここ数年の間に急速に浸透。爆発的な人気を得た。
メーカーサイドもこぞって参入。
今ではウィンター・スポーツの花形であるスキーを追い越した感がある。
「既にスノーボードはひとつのジャンルとして定着したと私たちは思っています。
スポーツグローブの中でも従来のグローブとはコンセプトが違います。同じ雪の上を滑るといっても、スキーとはまた違った性格を持つスポーツ。
すべてが新しい挑戦でした。」
スキーグローブの場合は防寒のために皮を使用。 グリップを握るためフィット感が要求された。
もちろんファッション性も重要である。 しかし、スノーボードの場合は、フィット感はさほど重要とされない。
大切なのは防水性と摩擦による破れを防止する素材の強さである。
「正式にオリンピック種目と決定されたので、本当の意味でのグローブに対する要望が出るのは、これからだと思いますね。 素材などはもちろん、ファッション的にも大きな可能性を持っている。
世界的にもこのスポーツが消えることはまずないでしょう。